天才と努力家のお話

 

こんにちは。

突然ですが皆さん、天才ってどんな奴だと思いますか?

漫画とかで出てくる天才というやつは、生まれつき能力が高くて、なんでもそつなくこなしているイメージがあります。

 

じゃあ現実に天才というやつはいるのでしょうか。

 

スポーツや音楽の世界と、僕が生きている世界は違うから、一概には言えないでしょう。しかし、僕の経験上、あくまでも現実の天才と呼ばれる人たちが努力を惜しまない人たちであることは確かです。

 

僕はもともと18歳で、短大の英文科に入りました。高校時代は受験勉強ができる精神状態じゃなかったため、大学に入って環境が変わるまで耐え抜いて、大学で頑張る。という選択をしました。

 

そして短大では、初めて努力することの楽しさを学びました。寝る時間が勿体無い、早く学校で英語を学びたいと毎日思っていました。しかし、肝心の英語力は話になりませんでした。もともと高校での留学経験のある友達もたくさんいました。その人たちを見て、いつもかなわないなと思ってました。

 

しかし、バックグラウンドがなんだと、とにかく必死に頑張りました。そうしていくうちに、初めは一人で頑張っていたのが、いつしか輪になっていました。自分をライバルだと言ってくれる人も現れました。そうしていくうちに、あっという間に2年が過ぎ、僕は進学しました。そして、大学3年生になった秋にアメリカに渡りました。

 

アメリカに初めて行った時に、世の中にはこんなに頭が切れて能力が高い人たちがいたのかと驚きました。世界中から奨学金をもらってアメリカの大学にやってくる人たちは、語学力、精神力、視野の広さ、謙虚さ、知識に対する貪欲さ、学ぶものとして持っているものの資質がまるで違っていました。

 

聞くとその人たちは、早い時から親元を離れて留学し、鍛えてきた人たちでした。

18歳で大学に入った時に、初めて勉強し始めた僕とは違いました。

 

その時に思ったことは、単純な尊敬の念と、あと正直少し悔しいという思いでした。僕が英語を話せるようになったのは19歳、しかし世の中には当時の僕より若くて人間としても、学ぶ者完成度の高い人たちが山ほどいる。

 

「世界を舞台に活躍する」とか、迂闊に言えなくなりました。こういう人たちを相手にしなきゃいけないのか、と考えたら自分の存在がちっぽけに思えてきました。

しかし、その人たちを「天才」と一言で片付けてしまうにはあまりにも失礼だと思いました。なぜなら、その人たちは、自分が知る限りもっとも努力家で、たくさんのことを乗り越えてきた人たちだからです。

 

だったら僕ももう自分を卑下する必要はないと思いました。自分も努力をすればきっとあの人たちのようになれると思ったからです。努力というフィールドはみんな同じだからです。しかし、それをどこに向けるかが違うだけです。

 

そして、何も僕がアメリカであった友達みんなを競争相手みたいに見る必要はないなともいました。なぜなら、みんなと僕が共通して持っていたのは、自分の能力をいつか世の中に還元したいという気持ちだからです。

みんな個性もあれば、得意なところが違う、だからみんなそれぞれの良さを活かして生きていけばいい。そして、ベクトルをぶつけるのじゃなくて、合わせて大きな一つの矢印にすればいい。

 

そうは言っても僕の努力はまだまだ足りない。学ぶものとしての心得もまだまだ。まずは精神をコントロールする方法をまずは見つけていかなきゃならない。

 

でもこれからどうなるかわからない自分の未来がとても楽しみです。

 

今日はここまで

躁鬱病=九尾?: ナルトに学ぶ精神病との向き合い方

 

こんにちは。今日は自分の人生に大きな影響を与え続ける躁鬱病について書いていきたいと思います。

 

後この記事には、漫画「ナルト」のネタバレを含むのでナルトのネタバレ知りたくない人は読まないでくださいね!

 

躁鬱病とは?

 

https://www.smilenavigator.jp/soukyoku/about/

 

簡単にいうと、気分が落ち込む(うつ状態)と気分が上がって異常にエネルギッシュになる(躁状態)を繰り返す症状です。

 

躁状態の時はすごく調子がいいので、様々なイベントなどに関り人をまとめたり、物事を知りたい!って気持ちが強すぎて寝るのも耐えるのも忘れるくらい活動していきます。

 

元々、この躁鬱病とどう付き合っていこうかが、僕の人生に置ける大きなテーマの一つでした。

 

そして瞬間的に苦しい状況にぶつかっても、爆発的なエネルギーを得られるこの病気について別に嫌ってはいませんでした。自分が今まで成し遂げたことや人格形成において、躁鬱病がなかったらということは考えられないからです。

 

しかし、病院に行ってもなかなかいい医者に出会えず、アメリカでも定期的にあっていたカウンセラーとも雑談程度で終わってしまう。

 

自分でなんとかするしかないのかなと考えつつも、答えが出ない日々。

 

そして先日、そのヒントに出会えました。先週、友達と漫画、ナルトの話をしていた時。その友達に、「俺はナルトのキャラで例えると誰?」と聞いてみました。

 

その友達は、少し考えて「ナルト」と答えてくれました。

ちなみに、そいつは「ロックリー」でした。

 

ナルトは、初めこそ忍術でも劣り、いたずらを繰り返していたため里の人から嫌われていましたが、努力や、仲間や先生とのふれあい、そして封印されていた九尾の力を支配下に置くことで爆発的な力を手に入れていきます。

 

そして最後は夢を叶えます。

 

そこで、2人してほぼ同時に気がつきました。

 

「もしかしたら躁鬱病ってナルトでいう九尾の力なのかもしれない」

注意: 2人とも23歳の立派な大人(笑)

 

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 左が九尾。めっちゃでかいし強いです。

 

何言ってんだこいつと思われるかもしれませんが、僕は真剣です。

 

ちなみに九尾というのは、ナルトの世界における魔獣の一つで、かつてナルトの里を襲いました。その際に、ナルトの恩師の両親も含む大勢の人々が戦死しています。ナルトの両親は、生まれたばかりのナルトに九尾の力を封印する事を決意し、その後亡くなりました。

 

その後九尾の力はナルトの奥底で封印される事になりますが、物語が進むにつれて、ナルトは九尾と和解し、協力関係になります。

 

最初こそ、九尾はナルトをバカにし、隙あらば封印を解いてしまおうとしますが、ナルトの九尾を化け物としててはなく対等なパートナーとして扱う姿を見て彼を認めます。

 

そう、この姿こそ、僕が今後見つけていきたい躁鬱病との付き合い方です。

 

今までは、闘病生活や躁鬱と戦うなどの言葉を使っていました。しかし、それはあくまで躁鬱病をネガティブに捉えるから出てくる言葉のように感じていました。

 

そして、パフォーマンスにムラが出たりするので自分で自分のコントロールが効かない、予想が不可能という一種の「いつ爆発するかもしれないものを心に持っている」感じでした。

 

気分が落ち込み、ひどくなるとパニック障害の症状が出て、トイレに駆け込んだりしていました。友達に見られたりしたくないからです。

 

しかし、一時的とはいえ、周りの人がびっくりするような集中力や能力を引き出せるのが躁状態であるのは事実で、その力に助けられてる部分も少なからずあると思うのです。

 

そして、辛くて無気力になるうつ状態は、経験すればするたびに自分を強くしてくれます。自分の弱さを知るということは、他人に優しくなれるということでもあると思うので、気分が落ち込んでも無駄だとは決して思いません。ただ、パニックにならない程度のコントロールは必要かなと思います。

 

ちなみに今これを書いている状態は、おそらく鬱の期間をちょうど抜けたくらいだと思います。先週までは、気分が落ち込み集中力も散漫でした。ただし、その期間だったからこそ得られた新しい視点や、うつ状態の時は、批判的思考がしやすいという事に気がつきました。

 

なので、これからは、今までの「躁鬱を認めて否定しない」、から、「躁鬱と協力関係になる」、ことを目指していきたいと思います。

具体的にどうするかははっきりとはわかりませんが、さらなる自己対話から始めてみようと思います。今までは隙あれば本を開き、パソコンを開き、でしたが、あえて一人で何もしない時間を作ってみようかなと思います。

 

(後はナルトを読み直す)

 

23歳、大学4年生、まだまだ未熟で成長途中ですが、どうか見守っててくださいね。

 

あと最後に、精神病との関わり方って本当に一人一人違うし、答えがないと思います。だからこれはあくまでも僕のやり方なのでどうかそこだけは留意してください。

 

それでは、読んでくれてありとうございました。そ

人生はギャンブル。ただし自己責任。  

 

久しぶりにこっち動かしていきます。

 

オンラインの授業が終わって正真正銘の夏休みです。今この記事を札幌で書いています。中国に行く予定が変更になってしまい、夏休みは日本で過ごすことになっています。

 

さて、突然ですが、何人かには相談しているけど、アメリカに戻ろうか日本でオンライン授業をとって生活していこうか悩んでいます。大学をやめるという意味ではないです。悩みといっても、結局は自分で決めるしかない問題なのでゆるーく呼んでください。

 

去年一年間をアメリカで過ごしました。アメリカには過去に行ったことはあっても、向こうで生活していくのは本当に刺激的でした。自分が特別苦労をしたとは思っていませんが、去年一年間は常に眠いなというほど体も頭も動かしていたし、グループで英語ネイティブじゃない人自分だけで、大きなプロジェクトをやり遂げたり、勉強の方も表彰されたり、結果的に心の底から行ってよかったと思える一年でした。この一年で身につけたことはまさに今後の人生を生き抜いていくバネになっていくでしょう。アメリカの生活について簡単には書けないので今度詳しく書いていきます。

 

しかし、自分には疑問に思っていることがあります。それは、自己成長やワクワクを海外に求めすぎているのではないか?ということです。本当に自己管理ができる人は、日本でも海外でも変わらずにモチベーションを保って日々進化しています。

自分は果たして日本にいたらどうなっているんだろうと思っています。

 

日本、特に北海道は僕にとって本当に住みやすい場所です。だからこそ、世間の厳しさ的にはまだまだ疎いですが、刺激がないなと正直思ってしまいます。

 

方やアメリカ。僕にとっては、まともに生きてくだけで大変な環境なのでその分刺激や挑戦はたっぷりです。

 

つまり、北海道は易しいから厳しい、アメリカは厳しいから易しいという環境です。

 

アメリカは自分で厳しい環境を作り出さなくてもそこにあるから、そこにある刺激をただ単に楽しめばいい。別に求めなくても予想外のことが毎日のように起こる。

 

日本は、黙っていたら刺激がないから自分で探しに行かなくてはいけない。どうやったら自分が日本でワクワクできるか、ないならその環境を作り出す。そうやってつけていく力もあるのかなとも思います。

 

病気になって一時期学業が続けられなくなった時に学んだことの一つに、結局人生は突き詰めていけば、起こることを全て自己責任と捉え、不満を言わない。言っても仕方がない。というのがあります。もちろん病気の程度や種類にもよりますが、僕は精神をやられて入院や通院や強い薬のでいで生活習慣が狂ったりもして、人生どん底だと思ってた時もありました。その時は、現状に文句を言って、昔いじめられたことを引き合いに出して、いじめた人たちのせいにしていたこともありました。ただ、ある日気がついたのは、かわいそうな自分って意外と居心地が良かったんです。一時的にそういう時間も必要だったというのもありますが、過去と他人は変えられないから、現状を変えたいなら今と未来、そして自分に集中しなきゃと思うようになりました。

 

幸い、自分にはこの先やりたいことが山ほどある。それもとても特別でありがたいことです。努力をしたいと思えることがたくさんある、それに熱中できるということ、悩める事、挑戦できること、失敗ができること。

 

タイムリミットは九月の初めまでなので、まだまだ考えていきます。

アメリカでの学生生活-1日の流れと友人関係-

 

 

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今日の記事ですが、前に記事でアメリカ・カナダの大学合格への道のりを書いたので、今日は具体的にアメリカの大学生活について書いていこうと思います。

 

-ゆーとの1日in USA-

 

アメリカの大学の多くは、月水金が大体同じスケジュールです。火木も同じです。なので日本の大学が1授業週に一回なのに対し、アメリカは週に2.3回あります。週3回の授業は短く、週2回の授業は長い傾向にあります。例外的に、下記の中国語のように週に5回や逆に1回という授業もあります。今回は、僕の月曜日のスケジュールお見せします。

 

7:00AM-10:00AM 朝勉強と中国語

 

平日は朝9時から中国語の授業が5日入っています。7時には起きてシャワーや洗顔歯磨きを済ませます。なので大体7時45分くらいに部屋を出て図書館に向かいます。僕はいつも、授業が始まる前の1時間は中国語の勉強をします。元々は専門の勉強が忙しいので朝に時間を作ろうと始めたものです。朝1時間の勉強は充実感にあふれた効率の良い勉強時間になりました。

そして中国語の授業は大体10人前後の少人数のクラスです。アメリカ人はもちろん、ベトナム、韓国、日本人留学生も受けています。クラスメイトの多くは中国や台湾に住んだ経験のある人たちなので話すのが非常に上手なのですが、漢字が読めないので苦労しています。なので日本人の僕はたまに漢字を教える時もあります。

 

授業は毎日単語の小テストがあり、進行は主に中国語で行われ、授業中に中国語でロールプレイ(例えば病院というテーマなら、医者と患者の役割に分かれてやりとりをする)を行います。教科書についているビデオも本格的で非常に勉強になります。そうこうしているうちに1時間はあっという間に過ぎます。

 

クラス全体的に仲は良く、テスト前にはみんなで集まって勉強します。自分も含めて中国語を真剣にマスターしたい人が多いのでとてもいい環境で学べています。

  

10:15-11:30 政治哲学

 

この時間は政治哲学の授業に行きます。先生はFワードを1分間に3回くらいのペースで言う、マルクスのことを「Dude: 野郎」と言うなどちょっとユニークな先生でした。先生は熱が入ると椅子を蹴る、罵しるなどめちゃくちゃですが、学生の意見を積極的に取り入れ、学生同士のディスカッションが始まるとそっとフェードアウトしていく、学生の学びを第一に考えている先生のように見えます。ただし、人が発言している時の私語に対しては厳しく指導しています。

 

最初僕は、全然この授業についていくことができませんでした。しかし、先生にメールをして「哲学の授業に出るのは最初で、しかも外国語だから苦労している」と素直に打ち明けると、授業や哲学の勉強方法についてアドバイスをくれました。授業で外国人は僕だけだったので、授業中にスラングが出た時に「ゆーと、今の言葉わかる?」と確認を取ってくれるなどの配慮をしてくれました。必死に何度もリーディングをしたり調べたりしました。そして中間テストの後に先生は、みんなの前で「中間テスト一番良かったの誰だと思う?なんと日本代表ゆーとです!彼のセンスと語学力は素晴らしい!我々アメリカ人も彼のような人をもっと尊敬するべきだ」と持ち上げてくれました。彼の、「みんな俺のような人間になるな!俺は精神世界のことしかわからない。みんなは現実世界を生きろ」という言葉は学者としての限界を忘れないようにしようという彼の心構えが見えました。

 

この先生ともっと哲学を勉強したい!と思ったので次の学期もこの先生の「哲学と精神疾患」についての授業を取ることに決めました。

 

1130:12:45 お昼休み

 

この時間はお昼なので一度部屋に戻ってご飯を作って食べます。炊飯器をタダで手に入れた関係で、ご飯はお米が多いです。その後、図書館へ行き、次の授業の予習をします。図書館は5階立てになっていて、1,2.3階は話す、飲食OKです。よく宅配ピザを図書館に頼んでいますがアメリカなのでOKです。僕はここで友達を見つけたら加わり、友達が見当たらなかったら4.5階の静かにしなければいけないエリアに行きます。

 

12:45-1:50 国際法

 

この授業は「僕が通う大学で最も落単率が高い」と言われる授業でした。アメリカでは65%以下は落単になります。ただでさえきついのにこの先生の成績の付け方が厳しいという鬼のような状況でした。事実、中間テストではうまくできず、落単の危機に瀕していました。その後は、落単の恐怖から必死で勉強し、書き上げた最終レポートを高く評価していただき、かなり良い最終評価をいただきました。授業には、アメリカ人以外にもペルー人、メキシコ人、イスラエル人、ドイツ人、そして日本人の僕がいるかなり国際色豊かなクラスでした。先生も、判例を留学生出身の国から集めてくれ、留学生への配慮が見えました。先生はスライドもあまり使わずに話すだけだったので集中して聞く、教科書を2回読むなど、情報を漏らさない努力をしました。

 

-授業後-

 

授業が終わっても、基本的に図書館で友達と勉強や宿題をしています。友達とお雑談も英語なのであまり勉強に集中できない時でも、英語の勉強にはなります。個人的に、用意されたて背景知識のある授業の英語より、マシンガンのように早く、話題があっちこっちへ行く日常会話英語のほうが難しいと感じます。完璧に日常会話をこなすためには、その文化や社会の背景を知らなければならないのも難しいところです。

 

おしゃべりは楽しいだけではなく、その土地の文化を学ぶ上で重要なヒントがあります。

 

また、同年代のアメリカ人だけではなく、他の国から来た留学生、また違う世代の友達も相当出来ました。

 

例えば、国際法の授業で会った友達は50過ぎの退役軍人でした。最後の授業の後、彼から、「コーヒーを飲みに行こう」と誘われ、色々な話をしました。彼は従軍していた時にアフガニスタンで通信兵として数年間を暮らした経験を聞かせてくれました。アフガニスタンの人はアメリカが嫌いでも、個人としての彼を歓迎してくれたこと。外食した時は、知らない人がどんどん話しかけてきて「俺に払わせろ」とほぼ外食代は払わせてもらえなかったこと。そうした、聞いててほっこりする話から、さっきまでいた建物がアメリカ軍の攻撃で崩壊した、ある町に滞在して顔見知りになった人たちがある日みんな殺されていたなどの経験から矛盾を感じて、政治の勉強をしようと大学に戻ってきたと言っていました。

 

アメリカの大学のいいところは、外国人の割合の高さもそうですが、年を取ってから大学に戻ってくる人も多いので様々な経験をした、彼のような人たちから自分の知らない世界の話を聞けることにあると思います。また退役軍人の友達と仲良くなれたきっかけは、ケミストリー(相性)もありますが、英語の性質のせいもあると思います。

英語は、丁寧な言い回しはあっても相手の年齢によって話し方を大きく変えるなどはないので、年上の人とも非常に近い距離感で接することができたことが大きいでしょう。

 

 

金曜日の夜は友達と遊ぶ、パーティに参加する、何も予定がない場合は読書や中国語の勉強をしています。基本パーティは金曜日の夜ですが、稀に誕生日パーティが週の真ん中に割り込む時があります。そんな時は前日徹夜して宿題を片付けてでも、そのパーティに行くための時間を作ります。これは、「友情は言葉だけではなく行動でも示す」という僕のポリシーです。アメリカは友達同士でも「I love you」と言うなど大切な人に対しての愛情を口に出すことが非常に多いです。なので愛情を口に出すことは非常に大切です。それと同時に、愛情は行動でも示す必要があります。それの最たる例は、「誕生パーティに参加する」だと思います。向こうでは、「誕生日の人が経費を持って誕生パーティを企画する」のが普通なので、フェイスブックなどで招待が来ます。これを断るってのは….友達なら僕はできないし、何より行って祝いたいので、友達の誕生日がある週はいつもよりスケジュールを詰め込みます。

 

僕にとって、アメリカの大学生活を生き抜くためには「周りに流されないで自分に集中する」事と「友達や仲間を大切にする」にするという一見矛盾したこの二つ精神が柱になっています。一見矛盾と書いたのは実は矛盾していないからです。

 

「周りに流されない」というのは楽な方に流されないという意味合いが多いです。

 

アメリカの大学でも、このご時世、授業以外で全く英語を話さなくても生活していくことは可能です、多くの日本人留学生も他にいるしオフィスには日本人スタッフもいます。

 

しかし、人生の中で一瞬しかないこのアメリカでの大学生活で、できるだけ外国語能力や異文化理解能力を伸ばしたいという気持ちから、また先にオファーを受けた関係から、あえてJapanese Community には属さずにTaiwanese Communityに所属することを決めました。

 

こういった自分の行動をすごく非難している声を聞いたことがありますが、「俺は俺に集中する」といって聞かずに自分を貫き通しました。

 

留学生担当に人にも、「君みたいな日本人は20年間で初めてだ」と言われるほど常軌を逸した僕の行動ですが、特に日本人を避けているわけではありません。相手の国籍によって対応を変えるのは差別に当たるので、どこからが自己成長に必要な行動でどこからが差別に当たるのかを見極め、差別にならないように細心の注意を払っています。

 

大切なことは、「目的が一致する仲間なら日本人とかアメリカ人とか関係ない。相手にも自分にも日本人とラベル付けしない」ことが大切だと思います。たまたま仲良くなる人が日本人だった、アメリカ人だった、それでいいと思います。

 

 

「友達を大切にする」は自分ありきでできることなので、上の「周りに流されない」とセットになっています。

 

付き合う相手によって自分をコロコロ変えることなく、素のままで仲良くなれた友達は、一緒にいて楽です。そして、大抵自分と似たように変な人が多くて面白いです。お互いに我が強くても、その違いを楽しめる仲間がいるのは幸せです。

 

アメリカの大学は身体的にも精神的にもきついことの連続で、睡眠時間も確保できないことが多々あります。そんな中で、同じような状況で支え合う友達がいることに本当に感謝しています。寮暮らしをして同じようなところでご飯を食べて、そしてお互い故郷を離れてと、友達が家族のような存在になります。友達って本当に自分を映す鏡だなと思います。客観的に自分と自分の友達を見て比べた時に、「こいつら似たもの同士だからそりゃ仲良いわ」となります。なので今付き合っている友達がみんな尊敬できる時は、自分も同じくらい尊敬されるくらいの人間になっているのではないでしょうか。そんな共に高めあって行ける友達は。自分をしっかり持っているからこそできるもの出会い、尊敬して尊敬される関係になります。

 

そんな僕の、夢と目の下クマだらけのアメリカの大学情報は今後も発信していきます。多分次は、驚いたことランキングやります。

目標:頑張らない

 

頑張るって言葉が嫌いだ。

 

 

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それはできる人ができない人に押し付ける言葉。

「もっと頑張れ」って。「甘え」って。

 

僕の気持ちを考えたことはある?

 

頑張れる人生がどれだけ素敵なことか。

夜に眠れることがどれだけ幸せなことか。

薬がなくても1日が無事に終わるのがどれだけ大変か。

 

君はわかって言っているの?

 

誰だって問題を抱えて生きている。

 

なのにみんな家族から、恋人から、先生から、友達から、何かから、「頑張っているね」と言われたくて必死になる。

 

きっとみんな頑張る事を頑張るうちに取り憑かれているんだ。

 

頑張るって言葉が嫌いだ。

 

それなのにいつの間にか自分も”ガンバルゾ”。

 

そうやって、人は自分を嫌いになっていく。

 

(昔の携帯に残ってたメモより: 約2年前)

 

 

 

突然ですがみなさん、正月って「変だなあ」って思いません?

 

正月のたびに、「結局誰も実行しない新年の目標」を書かされた記憶がよみがえります。

 

いろいろな「頑張るぞ」が目に入るけど、

みんなが1番だらだらする時。

 

僕は天邪鬼なので昔から「みんなが休んでいる時こそチャンス」と思って何かと、勉強したり本読んだりして過ごしてました。(ガキ使は別としてね)

 

でも、この「みんなが休んでいる時がチャンス思考」も、実は今思うと納得できなかったんです。

 

努力って本質的には、主観的であるべきだと思います。

 

例えばある高校の野球部は、一人当たりにエネルギーが100あるとします。

 

いや、この時点で生まれつき体の弱いB君は最高でも80の力しかないかもしれません。

 

とにかくみんな、この100なり80なりの数値を割り振っていきます。

 

A君は「甲子園初出場達成!」と、野球に、90を投じます。

 

しかしB君は、体が弱いにもかかわらず「僕は家の畑を手伝わなきゃいけなくてそこに40必要だ。それにバイトもしなきゃ。だからせいぜい野球には20しか割けない」

 

A君はもちろん4 番になりました。

 

しかし一方で、Bくんは、家の手伝いなどの事情が重なり週一回は必ず休まなければなりません。その上、試合でミスをしてしまい「お前はもっと頑張らな。できないならチームに入らない」と顧問の先生に怒られてしまいます。

 

B君はストレスで精神的に参ってしまい成績も下がります。もちろん、A君の成績はB君より上です。

 

さて、B君はA君に比べて怠けていますか?

 

頑張るってなんでしょうか。

 

最初の文章はそれに気づいた、うつ病との闘病真っ只中で書いた文章です。

 

そして今日、最初のメモの存在を思い出し、決めました

 

僕は2019年、頑張りません。

 

「頑張っている」と思わなきゃいけないものは自分のやりたいことじゃない。

 

好きなことを突き通す為にあえてここに「頑張らない」と書きました。

 

でも気付いています。

 

好きなことを突き通す為には尋常じゃなく努力をしなければならないことを。

 

だから「頑張らないって」って覚悟のいることだと思います。

 

本当に自分の好きなことと、好きなことに必要ないやなことを見極めて集中する。

 

好きなことを突き通す為には

 

睡眠時間を削って、手を動かして、常に思考して、体はクタクタになります。

 

前に友達に言われました。

 

「どうしてそんなに頑張るの?目つきがやばいよ」

 

そこで僕は心から「頑張ってない。ワクワクしてるからやってる。それを周りの人があいつは頑張ってるという。でも僕は違う。なんていうか、子供の時にソニックアドベンチャーを夢中でやっていた感覚に近い。」と答えていました。

 

うつで日常生活もままならないのに必死に、眠れないなら寝ないで学校へ行って英語を勉強していた日々、僕はあれを頑張ったとは言いません。

 

「英語を身につけたい」という気持ちが何より強かったから。やりたかったから。はたから見たら無茶だったことも相当やって乗り越えてきました。

 

あなたは何がしたいですか?

 

目標を叶える為に嫌なことを頑張らなければならない時もあります。

 

それは必要な「頑張る」だと僕は思います。

 

でも、「頑張ることが目標」になったなら

 

少し考えてみたらいいのかもしれません。

 

連絡先

Twitter: @PdxYuto

Instagram: yyuuto531

 

Who is Yuto?

Hello

I am the organizer of this blog, and

 

my name is Yuto

 

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Picture1: A suffocated guy and he doesn't know his destiny (me)

 

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Picture2: A college child


Do you think I'm a freak? If so, you are right.
(Please don't stop reading the rest of this article)

 

Those snaps are taken when I was a freshman, and my hobby was getting my hair dyed at the time.

 

I bought the hairdo on Amazon and tried it on. Then…obviously failed.

My friends laughed at me so bad.

 

Are you getting to know me? Do you think I'm a freak and a party person?

Yes, and No!

I might be a freak, but I'm not a party person.


Now let's get it started.

 

Yuto is (was)

・A college dropout in my home country (Japan)


・Bullied in junior high and high school and have rejected schooling.


・Hospitalized due to critical mental illness

 

If I speak to people about my experiences in the past, they always say "You always get into trouble" or something like that.

 

I have accepted those painful experiences and helped people who are suffering from those events. It's been honored that some people have said "Your talk has saved my life," so I decided to speak out more by writing.

 

At this point, I have been seeking my American Dream at an American University as an international student.

 

This is my first time to write on this blog in English, so I briefly introduce myself here.

 

Who is Yuto?

 

Hometown: Hokkaido, Japan.

 

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Brief life history: I was senior at my previous college, but decided to drop out and seek my bachelor's in Portland. OR.

 

Fun Fact1: I like to send my friends pictures of the Haniwa which are clay figures in Japan.

 

Fun fuct2: I love coffee since I AM A PORTLANDER. But, I have stopped drinking it since I was critically addicted to caffeine because of school works.

 

Hobby

・Learning Foreign Languages

I speak Japanese, English, and Mandarin Chinese. I plan to start learning either Russian or Spanish once I get my Mandarin more fluent.

 

・Analyzing International Affairs

My current interest is in the relationship between China, Russia, and the U.S and also the cyber-wars.

 

・Writing

I like to produce a post with a long story on Facebook.

 

・ Napping around the world

My best place to nap is Time Square in NYC.

 

・My major and minors
: Political Science/ Philosophy/ Chinese

I like to study Politics and go on to grad school to pursue my academic interest in Political Science more. I am considering grad school outside of the U.S (Russia or China)

 

Personality

I say "Let's party" and "Time to party" a lot. But I say "party" to inspire myself and people around even though it doesn't mean actual parties. I mostly say "party" when I'm doing homework which seems to exist forever.

I think I'm a cheerful person.


I'm glad to say I have a lot of friends from university. My friends often get surprised how many times people say hi to me in a short time and say "everyone seems to know you."

Basically, I like people, so I say hi to them if I want to be friend with them.

 

I sometimes become stubborn. It's tough for me to fit myself in the social norm and groups of people. (Friend groups are great! I need my friends!)
When I was at a Japanese university, one of the faculties tried to force me to participate in a seminar. Then I opened my mouth and said "What is the legal source of the obligation? I would rather go to study English at the library" Of course, the faculty got really mad at me. (I didn't go to the seminar anyways)

 

Also, I'm allergic to alcohol and don't like "too excited" party people, so I usually don't go to parties just to get drunk. But I sometimes go and get drunk with coke since I like to get to know new people.

 

One of my favorite things is learning something new since I am curious about things I don't know. I like to read and google. The more I know something new, the more I also understand what I don't know more, learning something new continually keeps me humble.

 

For your information, what I have learned today is that kombu (a kind of kelp) doesn't emit umami until they die. So, the ocean isn't tasty.

 

According to my friends…

"He was once mentally uncontrollable, which makes him very interesting in a good way."

 

"If he decides something, nobody can change his mind. "

 

"You won't be a high school teacher in Japan? You don't know how glad I am to hear that!"

 

"He is a dude that does something stupid seriously."

 

"Give me your contact! Your life is much more fascinating than movies."


My view of life

I have undergone despairs four times so far and planed "The Game Over of my life" out of two times. So, my life philosophy is "anything is better than that time!" and "My life is simple: going up from the bottom."

 

One of my purposes to set up the blog is to help people who are in despairs by speaking about my experiences. I have suffered from critical mental illnesses. Some people have criticized me for talking about them on SNS. Admittedly, it's not fun to see experience mental illness, but I still think it's vital to speak out those experiences.

 

I believe if you think posting your cup of coffee for a day is acceptable on SNS, there is no reason to reject someone's despairing experiences or struggle on SNS as well.

 

I hope to create a society where anyone can openly talk about them.

 

My dream

My dream is to establish my own university and make Education in Japan better.

I haven't completed nor got a teaching license, but I'm confident.
(My strong point is "confidence without sources")

 

I focus on English and global education in Japan.

 

In Japan, most of all citizens study English for 6 years, and it's even common to attend English school when they are kids, but cannot hold decent conversations on English.

 

Doesn't it sound weird? I started questioning myself why and wondering how I can make it better.

 

At this point, I have been recruiting my partners and got a female student from my previous college who is doing her master's in Taiwan.

I will start my online school after completing my bachelor's and purchase the estate to establish the physical school once I earned money enough at the same time as I am doing my master's.

 

I don't like to call my dream business since I believe education shouldn't be business.

 

Japanese people have ridden on the social norm like a train that only follows laid rails. The society used to work in that way when Japan was experiencing its bubble economy. But, now the economy is no longer that strong, and shamefully Japan has one of the highest suicide rates around the world.

I will be the one to break the rail that doesn't lead us to happiness and challenge present Japanese society. Education is the last resource to rescue us.

 

The conclusion of the article

Did you like my article? My life is so crazy everything I'm doing seems to be challenging and fantastic. I am pretty sure happiness, and confidence that I have got now is based on my tragic experiences. I will show parts of my life to prove" we can do it" even though we are not talented, we are dropouts, we suffer from tragic life events.

 

Thanks 

 

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これで解決!? -アメリカ・カナダの大学への出願と合格への道-

こんにちは、ゆーとです。

 

昨日の記事はたくさん拡散していただき、アクセス数も初回にしてはなかなかの数字を記録して本当に嬉しいです。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

 

2回目の今日は

アメリカの大学へ、正規生として留学している僕が、

どのようなプロセスを得て合格を獲得したか

 

を書いていこうと思います。

最終的に僕は、アメリカ4校、カナダ1校に出願し、すべての大学から合格をいただくことができました。

 この記事では、日本とアメリカの教育制度の違いも垣間見えるので是非目を通してください.

 

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注意:この記事の用語について

・正規生:学位取得を目的とした学生の事。アメリカの大学生。

・奨学金:アメリカでは給付型のみを奨学金(Scholarship)と言います。。アメリカで,

 日本の返済義務のある奨学金は(Student Loan)と言われます。

 

この記事は、「アメリカの大学へ行きたいけど、どうすればいいかわからない、周りに聞ける人もいない、助けて!」という方を始め、「単純に日本の受験制度とどう違うの?」

 

と気になる方や

 

高校生や現役大学生まで幅広い層に届く記事になるように努めたいと思います。

 

「また、アメリカの大学って入るの簡単って聞くけど、本当にそうなの?」という、よく聞く疑問にもお答えできるかと思います。

 

ちなみに僕は、このプロセス留学エージェントに頼らずやりました。

理由は、留学エージェントに頼ると、「資料請求1万…などから始まり、出願するだけでものすごいお金が出て行っていまう」という現実を知ったので、自分でやることを決意しました。

 

ただし、多くのエージェントは「初回無料相談」などを行っているので、見聞を広げるために片っ端から回りました。その過程で、業界見学を始め、いろんな人に出会えたのでこの経験はプラスでした。

 

さて、本題に入ります。まずは大学選びから

 

1 志望校確定まで

 「よし!アメリカの大学に行くぞ!」と決めても、大学の数は膨大です。どうやって決めたらいいのか、僕もベストアンサーは持っていません。ここではあくまでも、僕のやり方や知っている範囲で書きます。

 まずは、2年生のコミュニティカレッジに留学するか、4年生の大学にいきなり入学するかの2手に分かれると思います。

 

[コミュニティカレッジへ進む場合]

コミュニティカッレジを出た学生の多くは、その後4年生の大学に編入します。アメリカは日本と違い、編入が大変盛んです。「生活環境が変わった」、「専攻を決めたけど、この専攻なら違うところのほうがいい」など理由は様々ですが、とにかくアメリカの学生は編入に対して抵抗がないように思えます。

 

日本だと、編入は試験を受けなおしたりと、一大事ですよね。

そんな感じは全くしません。

 

僕自身は、コミュニティカレッジには入っていないのですが、友人のために調べた時に、入学基準や英語の要求が4年生大学に比べて低かった印象を受けました。

 つまり、日本の大学に行かないで渡米したい人や、英語にあまり自信がない人はまずここから始めてみるのが良いかと思います。

 

ちなみに、日本で入学基準が低い大学は何かと、「Fラン大学」と馬鹿にされますが、アメリカでは「いろんな人を受け入れている多様性を重視する学校」とポジティブに捉えられることが多いです。

 

[大学に直接進む場合]

まず、アメリカには大きく分けて、州立大学(State college/University)と私立大学(Private college/university)があります。

 

州立大学は私立大学より学費が安い傾向があります。

 しかし、学費の面でアメリカ人と明確に区別されます。例えば、カリフォルニア州民がカルフォルニア州立の大学に行くのは比較的安い反面、私たちのような外国人(International Students)の学費は倍以上高くなっています。しかし、奨学金の多様さなどから学費をセーブするチャンスも広がっています。

 

私立大学の学費は、場所にもよりますが信じられないくらい高いです。

 しかし、その分設備が充実している、授業が少人数なので教授や他学生との距離が近いなどの利点があります。そして、私立大学にはそれぞれの色がはっきりしています。(例えば、ポートランドにあるReed Collegeはヒッピーが多いなど)

 また、私立大学の多くは「リベラルアーツカレッジ」と呼ばれ、教養を非常に重視しているため幅広いことを勉強したい人のおすすめです。

 

僕は、どっちも出して、州立大学を選びました。入学の時点で奨学金をくれたこと、またその大学が高い合格率と多様性を謳って、LGBT学生や退役軍人学生へのサポートが多いのも魅力でした。

 

また、アメリカには有名大学もありますが、日本のように、「A大学が有名!」という感じよりは、「A大学の経済学部が有名!」でも「教育学部ならB大学だよね」という判断のされ方です。単純に名前を多く聞く大学が、皆さんの関心に会う大学とは限らないので出す前によく調べましょう。(本来、日本もそうなんだけどね)

 

なのでやりたい勉強が決まっている人は、その分野が強い大学を見ておくのをおすすすめします。出願の仕方も、日本では、「A大学のA学部を受験」という方式ですが、アメリカでは「A大学に出願」です。便宜上、専攻したいこと(学部)を出願するときに選びますが、専攻は後で何回も変えられます。

 

 

志望校を確定、出願

 ・必要書類の確認方法

基本的にアメリカの大学の出願はオンラインで行います。一部の資料を郵送しなければならない場合もあります。

志望校がどんな資料を要求しているかは、大学のサイトへ行き、Admissionというところで見ます。大学によっては、いきなり、Apply nowと書いているのでそこをクリック。その後、1年生から入る場合はFreshmanを、編入生の場合は、Transferをクリック。また、併せて、外国人の僕たちはInternational の項目をチェックする必要があります。

 

たいていの場合は以下の資料が必要になります

 

・願書

 願書は大学ごとのホームページから作成することも可能です。しかし、アメリカにはCommon Applicationというものがあります。これは、Common Applicationを採用している大学なら、1回作成した願書を何度でも使いまわせるという優れものです。自分の志望校が全てCommon Applicationを受け入れている場合は、いちいちそれぞれの大学用の願書を作成する必要はありません。URLをはっておくので是非チェックしてみてください。

https://www.commonapp.org

 

・高校・大学の成績証明書(日本語と英語)

これは通っている(いた)学校にお願いし、手に入れてください。

5校出すなら5セット必要です。英語の成績表は作成に時間がかかる場合があるので早めに言いましょう。これらは有料になります。

僕の高校の方が現金ではなく、「収入証紙」を渡す形式だったので、銀行に行って必要な金額分を交換しました。また、日本が1-5までの5段階であるのに対し、アメリカではGPA制度という4段階評価です

アメリカの大学は出願者に「最低GPA2.5はとっててね」などと出願要件に書いてあるので、だいたい自分の成績が4段階なら、どのくらいか、を把握することは重要です。下に、変換ソフトを貼っておきました。だいたいを把握するのにお使いください。

https://keisan.casio.jp/exec/user/1436449649

 

・残高証明

「銀行口座にこのくらい今お金がありますよ」という証明になります。「最低1年間アメリカでやっていける財力があるか」を証明します。これは不法労働防止の側面があるそうです。この資料はビザの申請をするときも必要になるので、必要分+1枚を銀行か郵便局でもらっておきましょう。

 

・英語力証明

英語が母語ではない場合、英語力を証明する必要があります。そのために用いられるのは国際的な英語能力試験です。おそらく、TOEFL ibt(アメリカ産)かIELTS(イギリス産)になるでしょう。

アメリカでは昔からTOEFLが主流ですが、僕はIELTSを受けました。TOEFLのスピーキングがコンピューター相手なのに対し、IELTSではネイティブの面接官とのインタビュー形式である点。アメリカ以外の国ではIELTSの方が使われている場合が多かったことが理由です。IELTSを持っていたおかげで後述するカナダの大学合格にもつながりました。

ちなみに、英検は日本の試験ですが、一部の大学では認められつるあるので持っている人はチェックしてみましょう。英検を英語力証明として使える大学の一覧は、英検協会のホームページに乗っています。またTOEICを採用しているところも1校だけ見かけました。

英語力が足りない場合でも出願は可能です。その場合、条件付き入学として扱われます。条件付き入学とは、「最初は英語コースに入って英語を勉強してね。英語コースプログラムが終わったら大学の授業とっていいよ」という形式です。英語コースは一般的に、ESLと呼ばれます。大学によっては、ESLと大学の授業を並行してとれるところもありますが、卒業が伸びる可能性もあります。

 

・自己推薦書(エッセイ)

これは、大学によってテーマがまちまちでもちろん英語で書きます。

自分が書いたテーマは、「人生で一番頑張ったこととその努力が今の人生に与えている影響」や「あなたの学校を建てなさい。そしてそれを説明しなさい。」など本当に色々なテーマがありました。

 英語でエッセイ作成は、IELTSの試験対策で慣れていたのでスムーズに行きました。

試験対策を、「将来これが自己推薦書作成に役立つ」と臨むのがポイントです。

 また、普段から自分が何を考えているのかがすごく試されるので、「日頃から批判的にニュースを見て自分の意見を固めておく」や「いろんな本を読んで教養をつけておく」ことも大切になるのではないでしょうか。特に基礎的な教養は、入学してからないと困ります。これについては別途書きますね。

 

・先生からの推薦書

1-2枚必要になります。大学や高校の先生にお願いすることになりますが、これをお願いするということの意味は重大です。自分が進学先で「大学で成績を落としまくる。迷惑行為を繰り返す」などを繰り返した場合、推薦文を書いてくれた先生の面子を潰し、信用を落とすことになります。改めて覚悟が決まる瞬間でした。これも、相手がいることなので早めにお願いしましょう

 

・SATのスコア

SATとはReading, Writing, Mathからなる試験です。比較的レベルの高い大学や一部の学部希望の学生に課されている場合があります。僕の出願した大学も「SATのスコアは必須ではないけど有利になるよ」と書いていました。僕は、「俺のエッセイは素晴らしいからSATはいらない!」と謎の自信を発揮し、合格するミラクルを起こしました。

 

大体共通しているのは以上のような項目です。

 

その他細かな書類がいくつか並びます。郵送したり、PDFファイルにしたりなどは大学ごとによって違うのでチェックしましょう。

 

これらを揃えて出願、あとはメールでの合格通知を待ちます。

 

この期間、メールで「出願したものなんですけども、足りない資料があったらご一報ください」と連絡を入れておくことをお勧めします。

 

いつまでたっても連絡がこない大学に連絡したら、「あー、〇〇が足りなかったよ」と言われ、急いでメールに添付して送り返したら「おめでとうございます!合格です」ということがありました。多分あれほっといてたら、書類不備で不合格だったはず…

 

また、カナダにも出願した理由ですが、「最近アメリカのビザ取得が厳しくなっている」と聞き、「大学受かったのにビザ拒否で大学いけないのは嫌だ」と思い、予防線でカナダにも出しました。今思うと、勉強したいって人が落とされるなんてことはよっぽどないと思いますが、当時は本気でビビってました(笑)

 

手順はアメリカと同じでした。ビザについては今度詳しく書きます。

 

今回は、僕がアメリカ、カナダの大学へ出願した流れを紹介し、できるだけ役に立つ情報になるように努めて書きました。実際にアメリカの大学生になってからどうだったかが、次回詳しく書きます!それでは!

 

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Twitter: @PdxYuto (主に大学生活のことメイン!ほぼ日本語)

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